Webライターは稼げない?海外ノマド可能?月収30万稼ぐ方法も解説

Webライターは稼げないの? キャリア|ノマド

Webライターは稼げないと言われることがありますが、本当なのでしょうか?

また海外に興味があるなら、海外ノマドWebライターをして生きていけるのか(生計を立てられるのか)も気になりますよね。

そこで実際にライター歴もうじき3年の私が、Webライターは稼げないと言われている理由や、未経験から月収30万稼ぐ方法などを解説します。

Webライターになる具体的な方法は、以下の記事をチェック!

Webライターになるメリットやデメリットはこちらにまとめています。

この記事を書いた人

世界を夫婦で旅する30代ノマドライター。留学エージェントや(株)KADOKAWAが運営するメディア「ウォーカープラス」での記事執筆経験あり。
過去には教育機関の留学部門に在籍。4年間、日本人の留学サポートを行っていたため、「留学に行きたい人の困りごと」および「留学先(北米、アジア、欧州)」について豊富な知見をもつ。

本ブログでは社会人留学や30代からでもできるデジタルノマド生活に関する情報を発信。年齢にとらわれず挑戦する人を全力で後押しするのが趣味。

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【結論】Webライターは稼げないわけじゃないし海外ノマドも可能

最初に結論を言うと、Webライターは稼げないわけじゃなく、そこそこ稼げます

そこそこに…というのは、月収30万円くらいです。

それくらいはある程度時間をかければ達成可能!

早い人なら1年以内に達成できることも(専業の場合)。

同時に、海外ノマドも可能です。

海外ノマドとは

海外を拠点に、時間や場所にとらわれず働く人のこと

ただどこでも可能というわけではなく、生活コストが安めの国なら割と不便なく暮らせるという感じ。

たとえば支出が月10万円くらいの国に住めば、月収30万円で十分生き延びることができます。

反対に物価がものすごく高いところなら、短期的には生き抜けるかもしれないけど、長期的な安定生活は望めないでしょう。

カナダ・バンクーバー都心なら、一人暮らし(ワンベッドルーム)で家賃が30万円近くするので、シェアハウスに住んだりして生活費を切り詰めないと厳しいです。

シェアハウスに住んだ場合の生活費は15万円〜20万円くらいですね(1カナダドル=110円計算)。

そもそもノマドって定住するわけじゃないから、それでいい人もいるでしょうけど。

おすすめの滞在国の選び方やノマドビザがある国は、以下の記事で解説してます。

Webライターが稼げないと言われる理由4つ

さて、それでもWebライターは稼げないと言われがちです。

その理由を4つ挙げ説明します。

低単価案件が多いから

Webライターが稼げないと言われる一つ目の理由は、低単価案件が多いから。

代表的なのは、クラウドソーシングサイトに載っている案件です。

クラウドソーシングサイトとは?

仕事を依頼したい企業と、受けたいフリーランスをつなぐウェブ上のプラットフォーム

クラウドソーシングサイトは、初心者ライターの登竜門のため、超低単価案件が多いです。

たとえば、1文字=0.3円の仕事など。

3000文字書いたとしても900円の報酬です。

3000文字というと、A4用紙で3枚分相当。

書くスピードは人によりますが、私が初心者だった頃は、書くのに10時間くらいかかりました。

この場合、時給90円です!

稼げないと言われるのもわかります。

書いてる人のスピードが遅いから

Webライターが稼げないと言われる次の理由は、書いてる人のスピードが遅いからです。

先にも言いましたが、初心者は書くのに時間がかかります。

私は現在、テーマによっては構成〜執筆まで3〜4時間くらいあればOKです。

しかし、初心者の場合私のように10時間、リサーチがたくさんいるなら1日以上費やす場合もあるでしょう。

「稼げる!」と期待した初心者の人が書くスピードを上げられないまま途中で挫折し、「Webライターは稼げない」と嘆いている可能性があります。

競争率が高くなっているから

Webライターが稼げないと言われる次の理由は、競争率が高くなっているからです。

リモートワークやノマドワークが普及し、場所を選ばず働けるスキルや、在宅で働ける仕事に注目が集まっています。

その中でWebライターは人気の職種のひとつ。

案件に応募する人が増えて、仕事が取りにくくなっているという話を聞きます。

クライアントの言いなり・同じところで働いているから

Webライターが稼げないと言われる次の理由は、クライアントの言いなり・同じところで働いているからです。

クライアント(仕事をくれる企業・個人)にも色々な人がいます。

中には予算が少ない小さな会社もあります。

その場合、仮に長く働いても、報酬を上げてもらえる可能性は低いでしょう。

時には見切りをつけて新しいクライアントを探すことも重要です。

また、クライアントが何もフィードバックをくれないこともあります。

この場合、ライターのスキルが向上しにくく、書き方に変な癖がつく恐れがあります。

一度ついた癖は治しにくく、結果的に他に高単価の案件を見つけたとしても実力不足で採用してもらえないでしょう。

稼げるWebライターと稼げないWebライターの違いは?

稼げるWebライターと稼げないWebライターの違いについて、ライターの私の考えをまとめます。

これから挙げることを意識し続けた結果、私の場合、月収は5万から最大50万円まで上がりました。

まずは違いの一覧を確認してください。

項目稼げるライター稼げないライター
作業パーツ化して進めるパーツ化せずいきなり書き始める
集中力を高める工夫自分にあった方法を模索特にしない(ついスマホいじる)
目標月収ある。目標達成のために何記事書くか目安も立てている手持ちの案件をとりあえず消化
リサーチ・構成最も力を入れている何となくやっている
ライティングの勉強しているしていない
フィードバック受け止めて改善無視、またはフィードバックをもらえないクライアントと働いている
クライアント厳選している特にこだわりなく仕事をくれるところからもらう
AIの活用適度に行っている使い方を知らない

今から、一つ一つの項目について解説します。

作業をパーツ化しているかどうか

まず重要なのは作業をパーツ化しているかどうかです。

稼げるWebライターは、作業を分解します。

たとえば、SEOブログ記事を書く案件(WordPressに直接入稿)では、以下の作業が発生します(例)。

作業説明
キーワード選定SEO施策を行うキーワードを選ぶ(別の人がやることもある)
検索意図の分析ユーザーがキーワードで検索する理由(抱える悩みや何を解決したいか)を分析する
競合記事の調査同キーワードでGoogle検索結果に上位表示される記事の構成や内容をチェック
記事構成を作るタイトル、見出しを作る(選定したキーワードを使う)
記事の執筆記事本文を書く
画像の作成や挿入アイキャッチ・本文中に入れる画像の作成や挿入をする
デザイン・見た目の調整記事全体の読みやすさ・見た目を調整する(CSSをいじることもある)
内部・外部リンク設定必要に応じて、サイト内の記事や外部記事にリンクを貼る

特に「キーワード選定〜構成」がしっかりできていれば、執筆時間自体はそこまでかかりません。

これをせずに、ただ何となく「記事執筆」から始めると時間がかかり、稼げないWebライターになってしまいます。

集中力を高める工夫をしているか

次は、集中力を高める工夫をしているかです。

ライターは、基本的に一人黙々と作業します。だから、いかに集中できるかが鍵です。

たとえば私は、タイマーをセットして20分ごとに休憩を入れます。

仕事部屋にスマホを持ち込まないという人や、仕事を自宅でせずに、カフェやコワーキングスペースを使う人もいます。

自分にあったやり方を探し、生産性を高めることが重要です。

目標月収から逆算しているか

稼げるWebライターは、目標月収から逆算して仕事をしています。

月収30万円を稼ぐために、どれくらいの作業量が必要か考えたことはありますか?

たとえば、現在文字単価1.2円で働いていて、1記事平均5000文字書く必要があるとしましょう。

その場合、必要な記事数や労働時間は以下のように見積れます。

項目回答
1記事で稼げる金額6,000円
月収30万円稼ぐために必要な記事数50記事
1記事書くのにかかる時間6時間
必要な労働時間300時間

月に300時間が必要になります。

フルタイムで週5日働いた場合、160時間ですから、なんと倍近くの労働が必要です。

これは現実的でしょうか?また、どこを改善すれば、楽に目標月収を達成できるでしょうか。

変えられるのは、記事を書く時間と、文字単価です。

文字単価2円で、1記事を5時間で書けたならどうでしょうか。

項目回答
1記事で稼げる金額10,000円
月収30万円稼ぐために必要な記事数30記事
1記事書くのにかかる時間5時間
必要な労働時間150時間

フルタイムで30万円を稼ぐことが現実的になりますよね。

逆算すればどこを改善すればいいか明確になりますが、それをしなければいつまでも低い単価と長時間労働から抜け出せないでしょう。

リサーチ・構成に力を入れているか

稼げるWebライターになるには、リサーチ・構成に力を入れることも必要です。

1番大事な部分といっても過言ではありません!

記事を書くために必要な情報(リサーチで得られる)と、構成(記事の設計図)が揃っていれば、書くスピードは格段に向上します。

それをしない場合、途中で構成を変えてみたくなったり、リサーチ結果によって結論が変わってしまい書き直しになったりと、非効率的です。

ライティングの勉強をしているか

稼げるライターは、ライティングの勉強をしています。

勉強といっても、単にわかりやすい文章の書き方を学ぶだけではありません。

たとえば以下の知識を学ぶことも役立ちます。

  • セールスライティング(購入率や申込率を上げる書き方)
  • コピーライティング(クリックしたくなるタイトルや文中のキャッチフレーズ)
  • マーケティング
  • SEO
  • WordPressの使い方

フィードバックを受け止めているか

稼げるライターは、ただ文章を書きっぱなしにはしません。

クライアントやユーザーからのフィードバックを受け止め、必要に応じて改善を行います。

一方で、そういったアドバイスを聞き入れず自己流を貫いていても、ライターとしては成長できません。

稼げない理由4つで説明したように、フィードバックをくれないクライアントの下で働いていてもスキルアップはできず、結果的に報酬アップにもつながりにくくなります。

いいクライアントを選んでいるか

稼げるようになるには、クライアント選びも重要です。

たとえば、低い単価で何度も修正を求めてくるようなクライアント、指示がわかりにくいクライアントなどと働いていては、稼げません。

働いてみてわかりましたが、ライターに求められるスキルは、単価0.3円でも2円でも大きく変わりません

できるだけ高単価で、しっかりライターとコミュニケーションをとってくれる会社を探すことが稼ぐ秘訣です。

適度にAIを活用しているか

最後に挙げる稼げるライターとそうでないライターの違いは、AI活用の有無です。

ChatGPTなどをはじめとするAIは、使い方によっては仕事を効率化させてくれる重要なツール。

たとえば、すでに書いた文章をわかりやすく書き直すときに使ったり、文章を要約するときに使えます。

文章作成を丸投げすることはできませんが、上手に使うことで納品までのスピードを短縮できるでしょう。

稼げないを卒業!Webライターで月収30万稼ぐ方法(体験談)

Webライターで月収30万稼ぐ具体的な方法(3ステップ)をご紹介します。

こちらは、私が実際に行ったステップ(体験談)なので間違いないです!

【前提】月収10万円も30万円もやってる作業は同じ

前提として、Webライターで月収10万円稼ぐのも30万円稼ぐのも、やってる作業自体は変わりません

ポイントは先にもいったように、書くスピードと単価を上げていくことにあります。

書くスピード・単価を上げれば月収30万円くらいまでは到達できます。

なので、どうやって書くスピードと単価を上げていくかについて説明しますね。

まずはブログ開設・書きながら慣れる

まずは自分のブログを開設してみましょう。

noteやはてなブログなどの無料ブログでもいいのですが、Webライターを目指すならWordPressブログを始めるのがおすすめ!

なぜなら、WordPress上で直接記事を書いて納品する案件が多いから。

最初からWordPressに慣れておけば、戸惑わずにスタートできます。

ブログの始め方は以下の記事を参考にしてください!

クラウドソーシングサイトで案件に応募

ブログで10記事くらい書いたら、クラウドソーシングサイトに登録します。

メールアドレスやプロフィール、本人確認書類などを提出すれば無料で登録できますよ。

大手クラウドソーシングサイト「ランサーズ」への登録方法は、以下の記事で解説しています。

登録が終わったら、早速案件に応募していきましょう。

まったく実績やスキルがないのであれば、文字単価1円以下の低単価案件に応募するのがおすすめです。

最初から高単価を狙っても、採用される確率が低いからです。

書くスピードやライティング力は、案件をこなすうちに上がっていきます。まずは丁寧にひとつひとつの仕事をすることを心がけてください。

実績や信頼も作れて一石二鳥!

実績ができたら2円以上の案件を狙う

クラウドソーシングサイトで実績が増えてきたら、文字単価2円以上の案件を狙います。

方法は2つあります。

  1. 引き続きクラウドソーシングサイト内で探す
  2. クラウドソーシングサイト外で探す

1の方法でも案件が見つかることはありますが、「手数料」が取られてしまうことが難点です。

クラウドワークスであれば、システム利用手数料が最大20%も引かれます。

そのため、2円の案件を取れたとしても、手取りは少なくなります。

そこでおすすめしたいのが、2の「クラウドソーシングサイト外」で探す方法です。

手数料がかからないからです。

たとえば以下の場所で仕事を探せます。

  • 企業サイト
  • 求人サイト
  • Google検索
  • Twitter(X)やnoteの「#ライター募集」のハッシュタグ
  • ライタースクールなどを介した紹介
  • 知人・友人からの紹介

月30万円を目指すなら、2の方法で「クライアントと直接契約すること」は必須になるでしょう!

Webライティングを活かしてもっと稼ぐ方法5選

せっかくWebライターになったから、このスキルを活かして「もっと稼ぎたい」「月収を増やしたい」と思う人もいるのでは?

そこでここでは、もっと稼ぐ5つのアイディアをご紹介します。

ライターの他ジャンルに参入する

もっと稼ぐひとつ目の方法は、ライターの中でもほかジャンルに参入することです。

Webライターといっても、色々なジャンルがあります。

以下はライターの仕事の一例です。

  • SEOライター(私もコレ)
  • PRライター
  • 取材ライター
  • YouTube台本作成
  • Kindleライター

同じ書くことでもジャンルを変えることで、より稼げるチャンスがあるかもしれません。

ライターで外貨を稼ぐ

次は、ライターで外貨を稼ぐ方法です。

具体的には、英語圏の国など、日本以外のクライアントを探します。

英語でライティングできないよ!

外国企業で、日本人をターゲットに日本語ができるライター・翻訳者を探している案件を狙えばOKです!

実際私が受けているアメリカ企業の案件は、時給14USドルスタートです(14ドル=約2100円)。

こういった案件は以下のようなサイトで見つけられます(英語サイト)。

  • Upwork
  • Indeed
  • Fiverr
  • LinkedIn

英語の履歴書・プロフィールなどは必要になりますが、今の時代はChatGPTなどを駆使すれば翻訳も難しくありません。

英語もそこそこに使えるという人はぜひチャレンジしてみてください。

英語力を活かしてWebライターをする方法はこちらの記事でも解説してます!

Webディレクター・編集者になる

おすすめのライティングスキルを活かしてもっと稼ぐ方法は、Webディレクターや編集者になることです。

これらの仕事では、ライターに発注をかけたり、指示書を作ったり、校正作業をすることもあります。

ライターの仕事経験を活かしつつ、メディア全体の管理やライターの育成をしたい人などにおすすめです。

ブロガーになる

次は、ブロガーになる方法です。

ブロガーとは、ブログ運営を通じて広告収入などを得る人のこと。生計を立てられるようになるまでは、Webライターより時間がかかります。

しかし、一度収益化できてしまえば、ある程度放置していても収入が入るのが魅力です。

SEOライターをしているなら、やることはブロガーもライターも変わらないので、チャレンジしやすいですよ。

なお収益化に時間はかかりますが、自己アフィリエイトをすれば、初心者でもすぐ報酬がもらえます。

noterになる

次は、noterになる方法です。

noterとは、ブログなどを書けるプラットフォーム「note」で記事を書く人のこと。

noteでは有料で記事などを販売でき、この方法で月何十万円と収益を上げている人も増えています。

またWebライターとの親和性も高く、ライティングスキルがあれば収益を上げやすいのも魅力。

noteと同じようなコンテンツ販売プラットフォームとしては、以下のサービスにも注目が高まっています。

  • Tips
  • Brain
  • ココナラ

まとめ:Webライターは稼げないわけじゃない!

今回はWebライターが稼げないという話は本当かや、稼げないと言われる理由、未経験から月収30万円を稼ぐ方法などを解説しました。

結論としては、Webライターは稼げないわけではありません

仕事のやり方や選び方を工夫したり、勉強を続けてスキルアップすれば、月収30万円くらいまでは到達します。

すべての始まりは、文章を書くことから。

これからWebライターになりたい!という人は、できるだけ早くブログを開設し、書く練習から始めましょう。

月1000円ほどのサーバー代だけの負担で、リスクほぼゼロで始められます!

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