【カナダIT留学】公立カレッジ:1学期間の費用はいくら?2年間の費用も試算!

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今回はカナダ・バンクーバーの公立カレッジ(IT専攻)でオンライン授業を受け、1学期間(約4ヶ月間)にかかった費用の総額を公開します。

加えて、バンクーバーでの生活費2年通った場合の費用総額も紹介するので、これからカナダの公立カレッジに通いたい人は参考にしてください。

IT専攻は学費が最も高い専攻の一つなので、他専攻の方は、「これよりは高くなることはないんだな(=IT専攻に行くつもりで資金を用意すればOK)」と思ってもらえれば幸いです。

最初から結論いいます。こちらが費用まとめです👇

カナダの公立カレッジ費用まとめ(IT系専攻)
  • 1学期の学費:約705,915円
  • 上記にPC購入代や学習関連費(個人的な支出)を追加:約864,835円
  • 1ヶ月の生活費:約11万円(平均より安い。節約生活)
  • 2年間通った場合のトータルの費用(学費&生活費):約680-740万円

※1CAD=90円換算

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今回紹介するカレッジにも、返済不要の奨学金はありましたよ。詳しくは、下の記事で紹介しています。

また、いくら留学費用を貯めても途中で挫折したら意味がないですよね?

私はこの記事公開後にIT留学に挫折しています。私の失敗談も読んで、同じ目に遭わないように注意してくださいね。

この記事を書いた人

世界を夫婦で旅する30代ノマドライター。留学エージェントや(株)KADOKAWAが運営するメディア「ウォーカープラス」での記事執筆経験あり。
過去には教育機関の留学部門に在籍。4年間、日本人の留学サポートを行っていたため、「留学に行きたい人の困りごと」および「留学先(北米、アジア、欧州)」について豊富な知見をもつ。

本ブログでは社会人留学や30代からでもできるデジタルノマド生活に関する情報を発信。年齢にとらわれず挑戦する人を全力で後押しするのが趣味。

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基本情報:筆者の通ったカレッジについて

  • カレッジ:ダグラスカレッジ(Douglas College)。公立。
  • 専攻:Computing Studies and Information Systems (Post-Baccalaureate Diploma)
  • 総プログラム期間:2年(全6学期)※オプションで4学期目又は5学期目にCOOPを付けられる(COOP=有給の就労経験)
  • 今回公開する費用:1学期でカレッジに支払った費用(約4ヶ月間)
  • 受講科目数:4科目(1科目あたり3単位取得)
  • 受講形態:オンライン(日本からカナダの授業をリアルタイムで受講)
  • 入学可能時期:9月、1月、5月
  • 入学要件(英語):「大学の授業を受けるために必要な英語力はどのくらい?」にまとめています
  • その他:卒業後ポスグラ(3年間の就労ビザ)に申請可能

今回公開する費用は1学期分ですが、実際にはトータルで6学期(2年)あります。

後ほど卒業までにかかる費用もざっくり試算しますが、あらかじめご承知おき下さい。

公立カレッジに支払った費用まとめ(1学期)

電卓

先に結論をお話しすると、カレッジに支払った費用は1学期で約705,915円でした。内訳は以下の通りです。

なお、オンライン受講であっても授業料が割引になったりはしません

授業料648,000 円
学生サービス費4,005 円
学生団体費5,938 円
登録料3,177 円
教科書代(全て電子書籍)43,661 円
その他諸経費1,134 円
※授業料は1単位あたり600ドルかかる。4科目12単位取得したので600×12単位=7,200ドル。1CAD=90円換算。

【補足】学費支払いのタイミングと支払い期限/支払い方法

タイミング

ダグラスカレッジでは、次学期開始の約1ヶ月前に、1学期分の学費を納めます。

(初学期のみ、入学許可が降りたタイミングで支払う)

よって学費支払いの機会は6回あります。

2年間の学費を一括で支払うわけではないので、ご安心ください。

支払い期限

学校のウェブサイトから確認でき、期限を過ぎるとペナルティとして料金が加算されます。

支払い方法

国外からの場合はオンライン決済サービス(今回はFlywire)、カナダ国内からの支払いは、オンラインバンキングが一般的です。

分割払いは基本的に受け付けていないと思います。

私立カレッジにおける学費支払い時期

プログラム開始前に、通学期間分の学費を一括で支払うのが一般的です。

ただ、友人は分割で払ってたので学校によっては分割オプションもあるのかも?

公立カレッジに支払った以外で発生した費用(個人的に費やしたもの)

先にお伝えした費用の総額は、カレッジに支払った費用です。それ以外に「個人的に」1学期間の学習に費やした費用は以下のとおり。

  • パソコン代 約120,000円
  • PC周辺機器代 約3,000円 
  • 書籍代(自主学習用。日本の技術書など) 約10,000円
  • 英語学習代(オンライン英会話。月6,480円×4ヶ月)25,920円

(補足)周辺機器の一つとしてPCスタンドを買いました。長時間作業するので、モニターの高さを調節することは重要になります。

高さが目線とあっていないと肩こりや眼精疲労の原因になるので。

こんな感じの、安くて軽いやつがおすすめです↓

また、オンライン英会話について、やっていたのはネイティブキャンプです。

忙しい授業の片手間でやっていたので、予約不要のサービスがありがたかったです。

オンライン授業だと、特に「スピーキング」の機会が少ないため、授業外で会話練習をすることが重要だと感じました。

また、スピーキング以外でも、特に試験を受けている時に「もっと速読力、読解力が必要だな」と痛感しました。

理由は、制限時間内に問題を解くのに苦労したからです。

顔を覆う人

問題文をもっと早く読めれば、見直しに時間がかけられたのになあと後悔しています。(参考:筆者の英語力

もしも私と同じくらいの英語力の場合(IELTS6.5)、授業についていくのが若干大変かもしれないので、定期的に英語に触れる機会を持つことをおすすめします。

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さて、費用に話を戻します。
先のカレッジに支払った費用にこれらカレッジ以外で発生した費用を足すと、

約864,835円

かかりました。

上記の864,835円に、さらに生活費がプラスされる形です。

オンラインでの受講だったので、一時的に実家に身を寄せていました。

ありがたいことに、家族の支援を貰っていたので、家賃や食費はあまりかかりませんでした。(多少は出していたもののフルではかかっていない)

もしも現地で対面授業を受けていれば、交通費、保険料、そしてまともな家賃と食費もかかっていたことでしょう。

最後に付け加えると、カレッジの本科に入る前にESL(語学学校)に入る場合はもっとお金がかかります。

(筆者はESLには行っていないので、今回公開している費用にESLの学費は含まれていません。)

そのため、カレッジの語学要件を満たす英語のスコアを取得すると、節約になると思います。

参考:バンクーバーで暮らした場合の生活費(月額)

ベッド

この記事を書いたのち、バンクーバーで数ヶ月生活し、おおよそかかる生活費がわかってきたので共有します。

生活者情報

  • インドア女性(交際費は少ない、観光には行ってない)
  • 基本自炊(週1回ほど出来合いの食事をテイクアウト)
  • 週1で晩酌(500ml缶1本、たまにグラスワインも)
  • 外食(チップを伴うレストラン)は多くて月に2回程度
  • 多くて月に4回くらいカフェに行く
  • おやつもたまに買う(買い物に行くとついチョコレート買っちゃう)
  • 服や雑貨はほとんど買わない
  • 家はゾーン1にありハウスシェア、半地下個室。洗剤やトイレットペーパーなど消耗品は各自で購入する必要あり。

おおよその生活費(月額)

ある月の生活費を計算したところ、約11万円(111,450円)でした。

正直、これは安い部類です!外食を増やしたり、少し高めのシェアハウスに行けば15万円以上はかかるでしょう。

ざっくりとした内訳は以下です。

【固定費:73,450円】

項目費用
家賃(水道光熱費とネット代込)52,200円
携帯電話代(カナダのスマホ+日本のスマホ代)5,500円
保険(MSP、75ドル)6,750円
交通費(ゾーン1、定期ではなくチャージで利用)9,000円
※1CAD=90円換算。

【その他生活費:38,000円】

項目費用
食費(スーパーで買った食材費)25,000円
外食費(レストラン、テイクアウト含む)3,000円
生活雑貨費(ゴミ袋や洗剤など)2,000円
嗜好品代(お酒、お菓子、カフェ)6,000円
書籍代2,000円
※1CAD=90円換算。

※(2023年1月追記)生活費に関してはその後さらに以下の記事にまとめ直しました。

年間の生活費(予想)

単純計算ですが、先に公開した月の生活費に12を掛けると、1年で132万円かかる計算になります。

洋服や化粧品を買ったり、外出もするとなるともっとかかるでしょう。その場合150−160万円くらいでしょうか。

公立カレッジで2年勉強した場合にかかる費用の合計(予想)

硬貨

1学期間で実際にかかった費用と、生活費を元に、2年間でかかるであろう費用も試算してみます。

  • 2年間の学費:約420万円(1学期あたり70万円で計算。カレッジ以外でかかった費用は筆者独自の、1回限りのものなので含めない)
  • 2年間の生活費:約260-320万円(1年あたり130−160万円で計算)
  • 合計:約680-740万円

公立カレッジに通いながらアルバイトをする余裕はある?

専攻科目に関する事前知識があり、英語力にも自信があるのならば多少の余裕はあるかもしれません。(おすすめはしませんが)

公立カレッジに通っている場合、フルタイムの学生(うちのカレッジの場合1学期に3科目以上受講している=フルタイム学生と定義されている)は、週20時間までであれば就労が可能です。

しかし!!!

問題は20時間もアルバイトをしている余裕が持てるか・・・です。

海外のカレッジや大学に通う人の多くが言うように、授業についていくのはとてもハード。

私の場合、専門知識なし+大抵の授業で毎回課題が出る+かなりの頻度でクイズ(小テスト)があったので、寝ているかご飯を食べている時以外は常にパソコンの前にいました。(途中から風呂にも入らず勉強してました。)

それでもライター業を、無理やり時間を作って週10時間くらいやっていました。もちろん成績は落ちます!!

潤沢な資金があったら、絶対バイトはせずに学業に集中したと思います。

↓筆者の成績が落ちた理由はこちら(留学前にやればよかった)↓

おわりに:留学前に費用を貯めましょう

今回は、カナダの公立カレッジで1学期間にかかった費用、生活費、2年通った場合の費用などを紹介しました。

再度金額をまとめます。

カナダの公立カレッジ費用まとめ(IT系専攻)
  • 1学期の学費:約705,915円
  • 上記にPC購入代や学習関連費(個人的な支出)を追加:約864,835円
  • 1ヶ月の生活費:約11万円(平均より安い。節約生活)
  • 2年間通った場合のトータルの費用(学費&生活費):約680-740万円

一般的に、カナダに限らずIT系の専攻は学費が高めと言われています。

加えて、カナダのカレッジの学費はどんどん値上がり。実際、今回紹介した学期の次学期より、学費は値上がりしました。

1単位あたり600CADだったものが、650CADに上がりました・・・。泣

カナダに来る前に、十分な資金を準備することが重要です。

アルバイト、副業、奨学金、ローン借り入れ、親・親戚への借金等々、あらゆる手を使ってお金を集めましょう。

お金がないけど留学したい人は、こちらの記事を読んでね!

それでは、また。

MEZ

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