社会人留学を考えている人は、以下のような不安があるのではないでしょうか。
- 留学後に英語力が伸びなかったらどうしよう😖
- 留学後に就職(転職)できなかったらどうしよう😭
- 周りから留学が「ただの遊び」だったと思われたらどうしよう😞
せっかくなら、社会人留学したことを後悔せず、自分の目標を達成できる留学がしたいですよね?
そこで今回は、オーストラリアとカナダで2回のアラサー社会人留学を経験した筆者(うち1回は30代からの留学)が、実際にどんな後悔・成功/失敗をしたかをまとめます。
簡単な結論はこちら👇
さらに、社会人留学を成功させる4つのコツも紹介するので、参考にしていただき、納得いく留学をしてください。
流行りのカナダ・コープ(Co-op)IT留学の後悔・失敗はこちら👇
アラサー社会人留学での後悔・失敗(体験談)
現在30代の筆者が、アラサー社会人留学を経験して後悔したことをご紹介します。
2回の社会人留学の概要
最初に、私が経験した2回の社会人留学の概要についてお話しします。
25歳のときと、33歳のときに仕事をやめて社会人留学をしました。
留学期間やプログラムは以下のとおりです。
留学先 | 年 | 留学開始当時の年齢 | 期間 | プログラム |
---|---|---|---|---|
オーストラリア・ブリスベン | 2014 | 25歳 | 2ヶ月 | 語学留学 |
カナダ・バンクーバー | 2021 | 33歳 | 2年半 | ・Co-op(コープ)留学※ ・ROワーホリ |
【1回目】オーストラリアでの語学留学
まず1回目のアラサー社会人留学は、オーストラリアでの語学留学でした。
語学学校に通い、午前中〜午後の英語クラスを受講し、Upper-Intermediate(中上級)クラスを卒業しました。
初めてのオーストラリアでしたが、2ヶ月はあっという間に過ぎ去りましたね。
【2回目】30代で挑戦したカナダでのCo-op(コープ)留学
2回目は、現在進行中のカナダでのCo-op(コープ)留学です。
Co-op(コープ)留学とは、カレッジでの座学とインターンシップ(職業体験)がセットになったカナダ独自のプログラム。
最初は公立カレッジの「ダグラス・カレッジ」にいっていましたが4ヶ月でやめ、私立カレッジのCICCCに入りなおしています。
この辺りのことは、以下のnoteに詳しくまとめているので、無料部分だけでも読んでみてください。
カナダ社会人留学全体のリアルな感想はこちらです👇
アラサー社会人留学で後悔・失敗したこと
これら2回の社会人留学経験で、実際どんなことを後悔・失敗したのでしょうか?
正直後悔は少ないです!根がポジティブなので!!笑
でもそれだと記事が終わってしまうので、ひねり出します。
ここでは、普通の人が私と同じ留学をしたら、多分こういうことに後悔するよねってことをまとめますね。
留学前の英語学習を「会話重視」にすればよかった
社会人留学での後悔の一つ目はド定番ですが、留学前にもっと英語を勉強すればよかったってことです。
でもぶっちゃけ、英語の勉強はしてたんです
なので「もう少し工夫して勉強すればよかった」と思っています。
具体的には、もっと「会話重視」で勉強すればよかったなと。
TOEIC学習に時間を使いすぎましたね…
多くの日本人は文法や語彙力があるんです。最低限、海外で自分の意思を伝える程度には。
ただ、それを使えないのが問題。
実際の英会話では以下の行動を短時間で行わなくてはいけません。
- 相手に意思を伝える
- 相手の英語を聞き取る
- 質問を理解する
- 自分の意見を述べる
「文法や語彙力がある」だけでは、なかなか素早くこれらの情報を処理できないのです。
そしてこの素早い情報処理力は、会話の中でしか鍛えられません。
なので、どんな英語学習をしていいか迷うっていう人は、まずは「オンライン英会話」をしておくといいでしょう。
フリートークに慣れておくことをおすすめします!
ワーキングホリデービザを使えばよかった
アラサー社会人留学の次の後悔は、ワーキングホリデービザを使えばよかったということです。
ワーキングホリデービザは、18歳〜30歳まで申請できるビザで、海外で就労・観光・学校に行くことなどができます。
ワーホリ加盟国はたくさんあるので、30歳までであれば、割とどの国でも、苦労なくビザを取得でき滞在できるのです。
しかし私が、このビザの魅力・アドバンテージに気づいたのは30歳をすぎてからでした。
つまり、もうワーホリが申請できない年齢ってこと。
30歳すぎてから簡単に取れるビザって少ないんですよね…泣
しかし、価値観は人それぞれ。
「必ずワーホリビザを使わないとダメ」ってことはないです。
でも少しでも気になるなら「ワーホリするかどうか」について、一度しっかり検討する時間をとってみることをおすすめします。
ただしカナダなら31歳〜35歳でもワーホリできます!私もこちらのROワーキングホリデーで滞在中!!
資金計画が甘かった
アラサー社会人留学の次の後悔は、資金計画が甘かったことです。
私は資金計画の甘さゆえ、学費を支払い続けられず、カナダの公立カレッジを退学しました。
正確には、アルバイトをすればなんとか学費を払えたものの、アルバイトをする余裕がないくらい授業について行くのが大変になったのです。
こういったことを事前に想定するのは難しいですが、最低限「アルバイトをしなくても滞在できるくらいのお金」を貯めてから留学するといいと思いました。
現実的にはお金がない社会人留学生が多いと思いますが。。
そういった予算ギリギリの留学をする場合「奨学金・ローン情報」も調べておくことをおすすめします!
後悔・失敗したアラサー社会人留学のその後|就職・転職は成功したか?
前述のように、少々の後悔・失敗があったアラサー社会人留学…。
しかしもっと大事なのは、留学のその後ですよね?
ここでは、アラサー留学後の就職・転職活動は成功したのかどうか、詳しくまとめます。
社会人留学後の就活|成功も失敗も両方経験
私の場合、社会人留学後の就活では、成功・失敗の両方を経験しています。
カンタンにいうとオーストラリア留学では転職に成功、カナダ留学では失敗しました。
就職・転職の成功体験(オーストラリア編)
まずは、社会人留学後の就活が成功した例について説明します。
最初にした20代のオーストラリアでの語学留学では、2ヶ月という短期間でありながら、帰国後3ヶ月以内に就職先を見つけました。
留学前の目標であった「こども英会話講師」になったのです。
※詳しい体験談は以下を参照ください👇
成功のポイントを、自分なりに分析してみました。
成功のポイント①留学前から就職先を決めていた
成功のポイントの一つ目は、留学前から就職先を決めていたことです。
留学する約1.5年前から、「こども英会話講師になる」と決めていました。
成功のポイント②必要な英語力・業務を理解していた
成功のポイントの二つ目は、必要な英語力・業務を理解していたことです。
留学前から、通っていた英会話教室で、講師になるコツや業務内容を詳しく教えてもらっていました。
実際に授業のロールプレイもしていたので、就職後の自分の姿がある程度イメージできていたのです。
成功のポイント③はじめから高待遇を望まなかった
成功のポイントの三つ目は、はじめから高待遇を望まなかったことです。
社会人留学後に就活をするとなると、どうしても最初から「正社員」や「高い給料」を目指したくなります。
しかし、私の場合は「英語力」しかなく、講師は未経験でした。
そのため自分の市場価値は低いと判断し、契約社員や少し給料の低い求人にも応募し、結果的に仕事を得ることができました。
未経験から転職する場合は、条件を高くしすぎないほうが仕事が見つかりやすいです
就職・転職の失敗体験(カナダ編)
それでは次に、社会人留学後の就職の失敗例をシェアします。
30代で挑戦したカナダ留学では、カナダ現地でWeb開発者になることを目標にしていました。
しかし留学から約2年し、その道を諦めることにしたのです。
事情は複雑なので、詳しくは「【社会人留学のその後】30代・未経験でカナダIT留学に挑戦した人の失敗談」を読んでください。
ここでは、失敗したポイントを二つご紹介しますので、参考にしてもらえれば嬉しいです。
失敗のポイント①就職後のイメージがぼんやりしていた
失敗した理由は、就職後のイメージがぼんやりしていたからです。
もちろん、ある程度は調べたけれど、「それをずっとやり続けて自分がどんなストレスを感じるか」や「続ける覚悟を持てるのか」までは考えていませんでした。
- 身の回りにWeb開発者をしている人がおらず、就職後のイメージが具体的につかめなかったこと
- カナダの就活における「必要なスキルセット」を理解していなかった
ことなどが原因でしょう。
就職後のビジョンがしっかりしていないと、学習・留学計画もぼんやりします。
結果就活でもつまずきやすくなり、就職できずに終わる人が出てくるんだと思います。
失敗のポイント②自分の心の声に向きあっていなかった
就職に失敗したのは、他にも理由がありました。
それは、自分の心の声に向きあっていなかったこと。
実はWeb開発者を目指す過程で、副業的に始めたライターの仕事が、想像以上に楽しくなっていました。
しかし、その仕事をしながらカナダに居続けられる保証はなく、収入も安定しないことが見込まれていたので、続けるべきかずっと悩んでいました。
2年間、この心の声をずっと無視し続けていたのです。
本気でやりたいことが見つかったので、自分としてはポジティブにとらえています。
しかし、もっと早く向きあっていれば、Web開発者として勉強や就活を続けることなく違うことに時間を使えていたとは思いますね。
後悔・失敗してもOK!アラサー社会人留学を「自分なり」に成功させる4つのコツは?
私の社会人留学の経験をふまえ、あなたが社会人留学を「自分なり」に成功させるためにはどんなことに気をつけるといいか、4つのコツをご紹介します。
正直、私は多少の後悔をしてもOKだと思ってます。
むしろ後悔がゼロなんてありえませんから!
なので後悔はある前提で「この社会人留学は成功だった」と思える留学生活を送る方法をご紹介します。
- 留学前の英語学習を徹底
- 留学の目的をまとめておく(言語化・可視化)
- 「失敗ありき」で結果を受け入れる準備をしておく
- 諦めなければOK!しぶとく何回も挑戦する
コツ1:留学前の英語学習を徹底
社会人留学を成功させるコツは、留学前の英語学習を徹底することです。
先にお話ししたように、「会話・アウトプット重視」の英語学習がおすすめです。
あと意外と「リスニングが壊滅的」っていう留学生も多いので、リスニングのコツをまとめた記事をご紹介しておきますね。
コツ2:留学の目的をまとめておく(言語化・可視化)
社会人留学を成功させるなら、留学の目的はまとめておきましょう。
ただ頭の中で考えるのではなく、言語化・可視化することがポイントです。
人間は当初の目的を意外と忘れてしまう生き物だからです!
カンタンなのは、メモアプリや日記などに書いておくこと。
アプリなら後から修正したり、アップデートができるので便利です。
留学中は必ずといっていいほど「壁」にぶつかるので、そういったときに最初にどんな目標を立てたか見返すのがおすすめです。
コツ3:「失敗ありき」で結果を受け入れる準備をしておく
社会人留学を成功させるコツは「失敗ありき」で結果を受け入れる準備をしておくことです。
多くの人にとって初めての社会人留学生活。
多かれ少なかれ失敗します。避けては通れないでしょう。
だから、失敗をしても「留学生活の終わり」「人生詰んだわ」などと思わないでください。
犯罪を犯さない限り、たいていのことはカバーできます。
逆にいうと、法に触れそうなこと(不法就労や滞在、犯罪行為など)だけは絶対しないよう、ルールをしっかり確認したら、あとは神経質になりすぎず過ごすことをおすすめします。
コツ4:諦めなければOK!しぶとく何回も挑戦する
社会人留学を成功させる最後のコツは、諦めないことです。
先ほどいったように、失敗はします。
私も数えきれないほど失敗しました。
私の留学の失敗例はたくさん記事にしてます(笑)
・【カナダ・バンクーバー】社会人留学で失敗したと感じたこと ・【カナダ・バンクーバー】留学で失敗したこと(カレッジ申請編) ・【社会人留学のその後】30代・未経験でカナダIT留学に挑戦した人の失敗談
それでも、人生は終わりません。諦めない限りは、失敗にすらなりません。
しれっと、しぶとく、恥を捨てて何回でも挑戦しましょう。
自分で決断し、挑戦した数が多ければ多いほど、人生の満足度は上がります。
失敗だらけでも決断と挑戦をやめていないから、人生がとても楽しい私が保証します!!!
社会人留学は後悔・失敗があって当然!アラサーでも諦めず前進するのみ
今回は、社会人留学での後悔(実体験)と、留学を成功させる4つのコツをまとめました。
私がアラサー社会人留学で後悔したのは、以下の3つのことです。
- 留学前の英語学習を「会話重視」にすればよかった
- ワーキングホリデービザを使えばよかった
- 資金計画が甘かった
そして社会人留学を自分なりに成功させるコツは以下であると考えます。
- 留学前の英語学習を徹底
- 留学の目的をまとめておく(言語化・可視化)
- 「失敗ありき」で結果を受け入れる準備をしておく
- 諦めなければOK!しぶとく何回も挑戦する
繰り返しますが、社会人留学では後悔や失敗があって当然です。
怖がらずに、いや、怖がりながらでいいからぜひ挑戦してみてください。
年齢は気になると思いますが、それでも今が1番若いとき!あなたの挑戦を応援しています!
社会人留学で失敗するのが怖い人は、以下の記事もおすすめです。