カナダで社会人留学って実際どう?経験者の本音

カナダ社会人留学経験者の本音 社会人留学

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カナダ社会人留学をする前に、実際の留学生活がどんなものなのか、リアルな話が知りたいですよね。

そこで今回は、カナダ社会人留学をしている筆者が、留学経験についてどう感じたかをまとめます。

筆者
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良い感想も悪い感想も本音で話します!!

まだ留学するか迷っている人、経験者の話を聞きたい人はぜひ参考にしてください。

カナダで未経験エンジニア就職したい人は、私の就職失敗談も必見です。

社会人留学を実現するために必要なものは以下の記事にまとめています!

この記事を書いた人

世界を夫婦で旅する30代ノマドライター。留学エージェントや(株)KADOKAWAが運営するメディア「ウォーカープラス」での記事執筆経験あり。
過去には教育機関の留学部門に在籍。4年間、日本人の留学サポートを行っていたため、「留学に行きたい人の困りごと」および「留学先(北米、アジア、欧州)」について豊富な知見をもつ。

本ブログでは社会人留学や30代からでもできるデジタルノマド生活に関する情報を発信。年齢にとらわれず挑戦する人を全力で後押しするのが趣味。

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カナダで社会人留学って実際どう?経験者の本音

はじめに、カナダ社会人留学の総合的な感想を述べます。

良いです。満足度は80パーセントくらい!

留学中に撮った美しいカナダの景色

これは、留学の目的や、それをどれくらい達成したいかにもよりますがね。

私は極論「自分がハッピーならそれでOK、失敗しても諦めなければ失敗にならない」と思っているので、世間的には(?)失敗しましたがかなり満足できました。

一方でたとえば「絶対にカナダで現地就職したい。そうじゃなきゃ何の意味もない」と考える人が、私のように就職に失敗したら満足度は20パーセントかもしれません。

筆者
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私は基本的に日本が好きですが、日本の労働環境、ハラスメント、出る杭は打つみたいなカルチャーは改良の余地があると考えています。

なので、他の国で生活してみたらどんな感じなんやろーと興味を持ち留学を決意しました。

カナダを選んだのは、30代でも留学しやすかったからです。

そしてここで過ごしてみて、カナダは天国ではなく、良い面も悪い面もある国だと思いました。

自分のカナダ留学生活で、どんな面を良いと感じ、どんな面に不満を覚えたのかを詳しくまとめますね。

カナダで社会人留学した感想(良いもの)

カナダで社会人留学をした感想を述べます。まずは良い感想から。

年齢でジャッジされない

一つ目は、年齢でジャッジされなくて気楽ってこと。

私は33歳からカナダコープ(Co-op)留学をしました。この年齢だと日本だったらまず「何歳ですか」「結婚してますか」みたいに聞かれると思います。

でもカナダでは、堂々と年齢や婚姻歴を聞いてくる人はあまりいません。

また「〇〇歳だからもう新しいことを学ぶには遅い」的な話もあまり聞かないです。

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そういった意味で、30代以上の人でも挑戦しやすい風土があり最高ですね。

下の写真は、コープ留学のクラスメイトとの写真です。

カナダコープ留学の社会人仲間

下は20代前半〜上は30代中盤(私)まで。年齢関係なく楽しくやってました!

社会人が多い

次にカナダ留学で感じたのは、社会人が多いってこと。

日本からきた留学生にたくさん会いましたが、30代前後や30代以上から留学している人もちらほらいました。

年齢は関係ないとはいえ、18歳の人とはノリや話題が合わなかったりするので、社会人経験のある人々と話せるのは楽しいです。

ただし語学学校には若者が多めなので、そこは覚悟したほうがいいかも。一応、年齢層高めの語学学校とかもあるらしいですが。。

30歳超えの社会人でも参加できるプログラムが多い

それからカナダでは「30歳超えの社会人でも参加できるプログラムが多くていいね」って感じました。

留学は誰でもできるように見えて、地味に年齢制限があったりします。

たとえばワーキングホリデー。こちらは基本的に30歳までしか申請できません。

しかしカナダであれば、以下のプログラムは30歳以上でも参加できます。

これだけ留学の選択肢がある国って少ないので、すごく助かりました。

さまざまな国籍の友人ができる

最後に、カナダ社会人留学ではさまざまな国籍の友人ができるところがいいなと思いました。

カナダは多文化国家で、移民を積極的に受け入れてきました。

そのため、アジア系、ヨーロッパ系、アフリカ系、中南米系などさまざまな国の人に出会えます。

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文化や考え方は全く違うこともあり、戸惑いもありますが、友人たちとの交流を通して違いを知ることは楽しいです!!

こちらは仲良くなったブラジル人の友人が作った、ストロガノフ(ブラジル料理)!

ストロガノフ

カナダで社会人留学した感想(悪いもの)

次に、カナダで社会人留学をした中で不満に思ったことをまとめます。

寒い・天気悪い

まずはカナダの気候です。寒い!天気は大体曇りか雨(バンクーバー・6ヶ月間くらい)!!

カナダの気候
こんな感じで大体曇りか雨がデフォルト

夏は最高なんですが、冬はしんどいです。

大丈夫だろうと思ってましたが、天気は想像以上に幸福度に影響しますね。

私は晴れて暖かい場所が好きなんだと実感することができました。

筆者
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なお、カナダの家の中は基本かなり暖かいので、凍え死ぬことはないです。

家賃が高ぇ

次はカナダの家賃が高ぇこと。特に都会は高ぇです。頭おかしい。

最近平均家賃を見てみたら、1ベッドルームでも3,000ドル近く(バンクーバー・ダウンタウン)

留学生が一人暮らしなんて気軽にはできないので、シェアハウスに住むしかありません。

でもシェアハウスって、ルームメイトと合わなかったり、オーナーが変な人だったりすることもあるので、心から安らげないんですよね。

筆者
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それすらも楽しめる人ならいいと思うけど、日本でぬくぬく何不自由なく暮らしてきた人はカルチャーショックだと思います。

永住権取得がキツくなってきてるな〜

カナダに長期留学する社会人って、永住権取得を考えている人もいると思います。

他の国に比べると比較的取りやすいって聞くし…かくいう私もそれを期待してきました。

しかし現実は、年々厳しくなっています

私の失敗例👇

近年はよほどスキルが高いか、語学力(英語/フランス語)があるか、あまり人が住みたがらない極寒の州に滞在する覚悟があるかでないとだいぶ難しそうって感じです。

筆者
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今から目指せないわけではないと思いますが、絶対永住したい人は綿密な計画(長期)を立てる必要があるでしょう。

これからカナダで社会人留学したい人へのアドバイス

僭越ながら、2年以上カナダで暮らしてきた私が、カナダで社会人留学したい人へアドバイスをさせていただきます。

日本大好きな人はカナダとネガティブに比べすぎないように

日本とカナダをネガティブに比べすぎない方がいいです。

特に公共交通機関がばっちり、エンタメ美食なんでも揃う東京の人とかは注意ですね。

別に比べるのはいいし、日本が大好きでいいし多少愚痴るのはありだけど「日本の〇〇が恋しい、カナダの〇〇最悪」と永遠に言ってると自分がハッピーじゃないと思うので。

ポイントは以下ですね。

  • 公共交通機関は遅れるものと知る
  • 政府機関や銀行も結構適当だから手紙とかこないことも
  • 病院すぐかかれない
  • エンタメなんかねぇ。自然を見て満足しとけ

完璧主義な人は要注意

あと、完璧主義な人は考え方を緩めるトレーニングをしておくといいですね。

なぜかというと、(完璧主義者基準で)テキトーな人々やサービスが多すぎてイライラするから。

ストレスで地獄になります。

書籍を読んで自分の考え方のクセを知り、コントロールしましょう。

できればシェアハウス住んでおくといい

これはできればですが、シェアハウスに住んでおくといいでしょう。

なぜなら、お金がなければほぼ100%シェアハウス暮らしになるので。

日本にもシェアハウス増えてます。

「実家に暮らして節約したい」という人は無理しなくていいですが。

筆者
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それでもドミトリーとか、リゾバ(住み込みバイト)とか、他人と寝食を共にする環境を体験するのはおすすめです。

お金は最低でも100万円ほしい

これからカナダで社会人留学するなら、最低でも100万円は貯めてからきたほうがいいと思います(留学前に支払いが必要な諸費用を払った前提で)。

期間や留学プログラムにもよるけど。

1ヶ月の生活費が15万〜20万円くらいなので、100万円あればざっと見積もって、以下のように3ヶ月くらいは生きられます。

項目お金
何かあった時の緊急帰国費用(航空券)20万円
3ヶ月無職でも生きられる費用60万円
観光やお土産費用10万円
医療費・シェアハウス追い出されたときホテルに泊まる金などの緊急費用10万円

緊急費用なんてかからないかもしれないし、仕事はすぐ見つかるかもしれないし、観光もしないから大丈夫!って人もいるでしょう。

でもね、予算ギリギリだと大きな問題があるのです。

それはメンタルヘルス。

金がないと病みます。特に社会人としてそこそこ裕福に暮らしてたなら辛いし、いつお金が尽きるかばかり気にしてしまいます。

筆者
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私も病みました!!!

だから心の余裕代としても、何十万円か余分に貯めてくることを強くおすすめします。

お金がないけど留学したい場合は、この記事を読んでお金を工面しよう👇

語学留学でくる場合でも英語はかなり勉強した方がいい

語学留学にくるから、英語はカナダで覚えればいいと思っていませんか?

そんなあなたは行きの飛行機で詰みます。もしくは滞在先に行く道すがらで絶望します。

英語が全く聞き取れないし、聞き取れても何て返せばいいかわからないからです。

現地にきた留学生の99%(数値はテキトー)がもっと勉強してくればよかったと嘆きます。

せめてくる前にCEFRでB1レベルである、TOEIC600-700点、英検2級(高校卒業程度)くらいを目指しておくといいです。

筆者
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現地での生きやすさが圧倒的に違います。

コープ留学するなら日本で職歴作ってからきた方がいい

カナダでコープ留学をしたい社会人へ。日本で職歴を作ってからきた方がいいです。

理由は、カナダでは職歴が重視されるから。

職歴があっても、情勢によっては求人が少なかったり、カナダ人との競争を勝ち抜く必要があるのでしんどいです。

なので、未経験で新しいキャリアに挑戦するのもいいのですが、ちょっとでもいいから働いてみることをおすすめします。

陽キャや英語がかなりできる人なら、コネクションを見つけてサクッと就職できるパターンもありますがね!

(カナダはコネ社会なので、仕事もコネで決まりやすい)

私のパートナーがコープ留学でソフトウェアエンジニアの仕事を見つけた体験談👇

特にそんな社交的じゃないって思う人は、スキルや経験でカバーしたほうがいいと思います。

カナダの社会人留学でよくある質問

カナダの社会人留学でよくある質問をまとめます。

どんなプログラムがある?

先ほど述べたように、カナダで30代以上の社会人が参加可能なのは以下の留学プログラムです。

もちろん、20代の社会人であれば、通常のワーキングホリデーにも応募できますよ!

30代を超えて留学はできる?

30代を超えてカナダ留学することは可能です。

私もですし、クラスメートでも30代の人は結構いました。

それから、40代以降になってから単身や家族で留学されている方にもお会いしました。

年齢でうるさく言われることは少ないので、気にせずにきてください。

若い子になじめる気がしない

若い子になじめる気がしないという気持ちはわかります。

でも話してみると、自分にはない柔軟な考え方をしている仲間たちに出会えて、とても勉強になります。

とはいえ、それでも年齢が気になるという人は、社会人向けのカレッジやコースを狙うといいでしょう。

生活費はどれくらいかかる?

2024年3月時点で、カナダ・バンクーバーの留学生の生活費は15万円〜20万円くらいです(交際費や趣味の費用なども入れると)。

私はかなりシンプルな暮らしなので12万円〜15万円くらいの間です。

こちらの記事も参考にしてください。

公立カレッジに行きたい人は、こちらの記事も見てね。

カナダの社会人留学は総合的にはよかった!あとは好みの問題

今回はカナダの社会人留学の感想についてぶっちゃけました。

私は好きですカナダ。私と似た以下の属性の人は楽しめると思います。

  • 年齢を気にしない
  • 基本ポジティブで大ざっぱ
  • エンタメより自然とか家でのんびりしたい
  • 地方出身
  • 寒さにある程度耐性あり

一方で、以下のような人はあまり楽しめないかもしれないので、他のエリアも見てみるといいです。

  • 完璧主義で自分を変えるのは無理だと思ってる
  • 時間にかなり正確、いい加減なことが許せないしできない
  • 都会出身でエンタメ大好き
  • 寒いのは絶対無理
  • 自然やスポーツに全く興味なし

カナダじゃないと留学できないなんてことは全くないので、お好みで国を選んでください!

カナダ留学についてさらに知りたい人は、「カナダ生活・海外移住」のカテゴリもご覧くださいね。

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