私の迷走するキャリアの過程でこども英会話講師をやっていたことは、ブログやTwitterで何度も書きました。
ですが、講師になるまでの勉強方法や、就活・採用試験・研修の様子等について詳しく書いたことはなかったので今回はそれらについてまとめます。
こども英会話講師の詳しい仕事内容や、働くメリット・デメリットは以下の記事をチェックしてください👇
記事を書いている人

児童向け英語/英会話講師として約2年勤務。赤ちゃん(with 保護者)から小-中学生(時々高校生や大学生)
まで幅広く指導しました。
採用時ステータス: 20代後半/小学校英語準認定指導者資格(J-SHINE)※保有/
TOEIC800−900くらい/英検準2級(←高校の時に取った化石資格)
※小学校英語準認定指導者資格:特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会
(略称:J-SHINE)が認定を行う、英語教育指導者のための資格の一つ。
詳細については、同協議会が以下のように説明しています:
「小学校英語指導者」資格を付与するには指導経験時間が不足しているが、
引用:特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会
指導者としての知識などについて一定の技能と知識を有していると認定するものです。
この資格を得た後、その指導者の指導時間が
50 時間を越えたと登録団体が認めた段階で、「小学校英語指導者」の正資格に書き換えることができます。
TOEICを約400点アップさせ、講師デビューするまでにやったこと
先に結論を言うと、地道に勉強しただけです。
つまらないかもしれませんが、それに尽きます。
勉強期間
約2年(転職しようと決意してから転職するまでの期間)
勉強の詳細
行ったことは、先日上記の通りツイートしましたが、主に以下の4つです。
①英会話教室に通学(約2年)

大手英会話スクールのイーオンに通いました。
決して安くない月謝(1.5万円~2万円弱、教材費別途)でしたが、当時の会社を本気で辞めたかったので
藁にもすがる思いで入会。
やはり人は、追い込まれていたり危機が迫っていないと勉強できないのだなと思いましたね。
レッスン形態は最大5名くらいの少人数制グループレッスンで、週1回通うコースだったと思います。
イーオンに通って良かったと思えたこと3つ
1)中学・高校文法の総復習ができたこと
受講していたのは会話のレッスンでしたが、イーオンでは教材で扱う表現に
中学・高校で習う文法事項を取り入れています。
よって会話をしながら同時に文法の復習もすることができ、効率的でした。
もし独学だったら文法書を買う必要があったと思うので。(結局生徒指導用に買ったんですけどね)
あと、頭ではある程度わかっていても、会話でとっさに使えるかは別問題なのだと
身をもって知りました。
2)正しい発音方法が学べたこと
イーオンのレッスンでは、毎回レッスン冒頭で数個の発音記号をピックアップして、
発音を練習する時間があります。
ネイティブにその場で発音やイントネーションを指導して貰えたので、
効果があったと思います。
家で復習できる、DVDやCD、冊子もあるので
活用して定着を図りました。
3)児童英語講師としての指導方法が学べたこと
次のトピックで詳しく説明しますが、児童英語講師を目指す人向けのコースがありました。
※5年以上前の話なので、レッスン内容は変わっている可能性があります。
②小学校英語指導者資格の講座を受講(英会話教室通学期間中に、1年ほど)

イーオンに通いだしてしばらくしてから、講師を目指すか~とふわっとした方向性が決まったので
先生の勧めでこの講座を取ることにしました。
結論として、講師としての指導方法のほとんどはここで学びました。(採用後の研修を除く)
講座では、指導者の方が実際に英会話講師役、受講者が生徒役になり、
実践的な形で指示英語や英語でのアクティビティ、フォニックスを学びます。
その後、受講者が講師役になり、簡単な模擬授業をする時間もあります。
児童英語講師は、特に「フォニックス」を指導する可能性が高いので
就活でもアピールポイントとなりました。
英会話教室に通わずともフォニックスのことは勉強必須と思っておいた方が良いです。
フォニックスは以下のように定義されています。
フォニックス(英: Phonics)とは、英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つである。
引用:Wikipedia
英語圏の子供や外国人に英語の読み方を教える方法として用いられている。
この規則性(ルール)を覚えてしまえば、初見の単語を読めたり、発音の向上につながります。
なお、フォニックスを勉強するために、高い教材を買う必要はないと考えています。
市販のフォニックス関連の本を買ったり
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CD付き 正しい発音が身につく!書いて覚えるはじめてのフォニックス [ 齋藤留美子 ] 価格:1,980円 |
YouTubeの「『あいうえおフォニックス』英語発音」等で独学してもOKだと思います。
③TOEICの勉強と受験(6回くらい)

英会話教室に通いだした頃のTOEICスコアは400点台。
そこから採用試験を受ける頃までの2年程で、800点程までスコアを上げました。
参考まで、リーディングとリスニング、それぞれどんな勉強をしたのかまとめます。
TOEICの勉強はイーオンで専用コースを受講したのではなく、独学で行いました。
1)リーディング対策
・文法:イーオン(前述のとおり)
・単語やイディオム:金フレ、ヨージ・シュナイダーさんの書籍、公式問題集
金フレはTOEIC学習者であれば一度は耳にする王道の単語帳です。
★金フレ
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TOEIC L&R TEST でる単特急 金のフレーズ 改訂版 出る単特急金のフレーズ [ TEX加藤 ] 価格:979円 |
★ヨージ・シュナイダーさんの書籍
大学講師でTOEICや英検指導もされている方のKindle本です。
本のページ数はそこまで多くないのですが、高くても500円くらいで買える+説明の仕方がとてもお上手で
かなりTOEICへの苦手意識が減ったのでおすすめします。
TOEIC全てのパートにおいて細か~く研究をされていて、ブログも書かれています。
私が買ったのはこのあたりだったかな。いやだいたい買ったかもしれない。
kindleunlimitedで読めるみたいなので、加入している方はぜひ!
あと、興味のある方は一度ヨージさんのブログも覗いてみてください!
情報は古めですが、今でも応用可能な問題を解くヒントが散りばめられています。
(TOEIC新形式には対応していないかもですが、一読の価値あり。)
おすすめはパート2と5に関する記事かな。対策すれば点が上がりやすいので。
▼TOEICパート2に関する記事一覧
http://toeicto.jugem.jp/?cid=4
私は以下の記事の方法をそのまま試して(教材は違うものだけど)、パート2を克服。
▼「TOEIC Part2で確実に27問(9割)以上、正解する方法。」
http://toeicto.jugem.jp/?eid=134
▼TOEICパート5/6に関する記事一覧
http://toeicto.jugem.jp/?cid=6
ちなみに今はTOEICではなく、英検1級指導に力を入れていらっしゃるそうです。
英検1級に関するnoteもあります(勝手に宣伝)
さらに蛇足。以前このツイートをしたらヨージさんご本人に気づいていただき感動した↓
2)リスニング対策
・ロバート・ヒルキさんの本
この本はリーディングでも使ったのですが、割合的にリスニングにカテゴライズしました。
素直なので、本の通りの順番で勉強しました。素直なので。
効果はありました。TOEICを勉強したばかりの人は、全部のパートを何とかしようとすると途方に暮れると思います。
よって個人的には、このようなパートごとの解説本を読みつつ、
パートごとに少しずつ点数を上げていった方が、モチベーションが維持できて良いと思います。
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TOEIC L&Rテスト直前の技術(テクニック) 受験票が届いてからでも間に合う!11日間の即効対策プログラム/ロバート・ヒルキ/相澤俊幸/ヒロ前田【1000円以上送料無料】 価格:2,420円 |
・学研の本(名前は忘れました。模試が2回くらいついてるやつだったような。)
正直、対策本は何でもいいと思います。が、CDがついているやつ一・二冊は確保することをおすすめします。
私も、このリスニング問題の付属CDを、永遠に車で流してシャドウイングしていました(解いた後にね)
ちなみに友達を車に乗せたとき、このCDを取るのを忘れて音源が流れてしまい、「突然試験始まったんだけど・・・」と困惑させました。
・TOEIC公式問題集
![]() |
公式TOEIC Listening & Reading問題集(3) [ Educational Testing ] 価格:3,080円 |
4冊くらいやりました。問題集は最新のものをやる必要はなく、何回か前まで遡ってたくさんやるのが重要です。
2016年5月に問題形式が改定されているので、それ以前の問題集をやらないようご注意ください。
私の場合、全ての問題をやり切ったわけではありませんが、見直しはしっかりして、間違った理由を正確に理解するようにしました。
学習戦略
・400点~700点位までは単語帳と一般のTOEIC対策本をやり、
・700点くらいになったら公式問題集を中心の学習としました。
点数が上がった要因は
・単語をとにかくやった(単語帳を何周かする。それでも覚えられない単語や模試で間違う単語をトイレに貼って毎回読む)
・何度も試験を受けて試験慣れした(800点台になるまで6回くらい受けた+公式問題集)
・受け終わったリスニング問題は、音源を携帯や車で流しシャドウイングし続けた
・TOEIC受験の心構えやテクニックも学んだ
の4つかと思います。
テクニックを学んだのは地味に効果的で、具体的には
・パート1前のイントロダクションが流れている間にパート3の先読みをする
・先読みは2問ほどにとどめる(どうせ覚えられないから)
・リスニング問題は丁寧にマークせず、パート4まで終わったら一気に黒く塗る
(丁寧にマークすると聞き逃すから)
をやっていました。(ヨージさんの書籍やブログで学んだ)
なお、リスニングテスト中にリーディングを解くのは禁止されているので、ご注意を。
ちなみに先読みを効果的に行うには、読むスピードを上げる必要もあります。
そのため、スラッシュリーディングで英文を前から読む癖をつけておくとGoodです。
④短期語学留学(約2ヶ月)

スピーキング実践の場+就活前の実績作りとして、オーストラリアの語学学校に通いました。
午前・午後と授業があって15時位には終わったような。
正直、この留学で劇的にスピーキング力が上がったわけではありません。
最大の収穫は、真のネイティブスピードを知ったことです・・・。(そして聞き取れず絶望)
TOEICや英会話教室で私がそれまで慣れ親しんでいた英語は、ネイティブスピードではありませんでした。
こども英会話講師|求人への応募

・応募した数:2社
・求人の見つけ方:Indeed、ハローワーク、企業のWebサイト
私の求人の探し方は、基本的にIndeedで「英語(or英会話講師)_地域名」で検索をかける形でした。
+補助的にハローワークの求人検索をかけていました。
あとは、気になる企業があれば直接公式ページから中途採用をしていないか
検索をかけたりもしたような。
こども英会話講師の採用試験・選考・面接の内容

1社目:大手・小規模教室
・選考概要
書類選考→面接選考①→たぶん最終面接
1回目の面接は男女ペアのエリア統括の方々が担当されました。
面接で受けた質問は志望動機や前の会社を辞めた理由、英語をどのように学んだかなど一般的なこと。
英語でも1,2問質問を受けたと思います。内容は普通の採用試験で聞かれるようなことだったと思います。(ちょっと曖昧)
こちらは、面接選考1回目で辞退しました。
理由は、希望するよりもはるか遠くの地域に配属されそうになったからです。(車で2時間かかる場所)
若いから行けるよね?と年齢を盾に迫ってきたのも違和感があったので。
・給与や雇用形態
契約社員、月収は15万円くらい・ボーナスなし(地方都市だけどこれは安い)
・募集条件
TOEIC650点以上か英検2級以上か同等以上の能力を有すること
2社目:大手・中規模教室
・選考概要
書類選考→ 面接選考①→最終面接
こちらに採用されました。
1回目の面接は、直属の上司となるスクール責任者が担当し、
2回目の面接は、エリア統括の方が担当でした。
こちらでも、面接の質問内容は志望動機や前の会社を辞めた理由など一般的なことでした。
若干ひねったものだと、「あなたを採用すると教室にどんなメリットがありますか?」ということも聞かれました。
プラスで、なぜ子供に英語を教えたいか、英語教育が重要かを英語で聞かれて英語で回答しました。(1,2回目両方で聞かれたと思います)
・給与や雇用形態
契約社員としての採用で、フルタイムよりは若干少なめの勤務時間でした。
月収は18万円くらい・ボーナスなしです。
こちらも待遇は決して良くありませんでしたが、
ざっと見た限りほかの教室も似たような条件だったのと、
どうしても講師として働いてみたかったのでここに決めました。
・募集条件
TOEIC700点以上か英検2級か同等以上の能力を有すること
採用試験まとめ
・求められる英語力はTOEIC700点前後か英検2級以上
・大人向け英会話教室ほどの高い語学力は求められませんが、スコアが低めだと働いてから辛い
・面接で聞かれることは一般的なものばかり。英語力と、幼児教育に関する想いをいかにわかりやすく伝えられるかが鍵
・待遇は良くないです。笑
正社員だったらもう少し貰える+ボーナスが出ますが、残業が常態化していたので
労働環境は良くないです。笑
パッションがないと続かないと思います。
あ、面接はどちらの会社も個人面接でした。
こども英会話講師|採用後の研修内容とは?
こども英会話講師の、採用後の研修内容についてご紹介します。

1)研修期間:約1ヶ月
2)内容:
・赤ちゃんから中高生まで、各年代別のレッスン練習(マニュアルあり。会話のクラス、学校文法のクラスが細分化されていた)
・着任地で授業見学(先輩講師の授業に生徒役として参加することもあった)
・講師デビュー前の最終チェックで、模擬授業を披露しフィードバックを貰う(マニュアルメイン+アドリブ少々)
そして、講師デビューへ・・・
レッスン練習は、J-SHINE講座と同じく、最初に先輩講師が手本を見せてくれます。
その後に、自分が講師役として自主練する時間が与えられ、最終的に先輩講師を生徒役に授業をしました。
講師デビュー後も、度々講師同士でレッスンの見せ合いを行い、指導力を高めていきます。
本当に日々勉強。英語漬けになることができるのが魅力といえます。
しかし楽しい反面、自分の英語力のなさを知り落胆することもしばしばでした。
レッスン準備に追われて、自宅で勉強をする気力はほとんど残っていませんでした。
また、先輩からは「英語力も確かに必要だけど、それよりも大事なのはわかりやすく教える力や
子どもを飽きさせない工夫だよ」とアドバイスを受けていました。
個人的に、英語好きな講師同士でする文法トークがたまらなく楽しかったです。
こども英会話講師になるために|あると便利な事前知識

研修でも教わる可能性がありますが、就活前に以下に関する知識を仕入れておくと
いざクラスを持つこととなった時に慌てずに済みます。
また、面接でアピールすると採用の確率が上がると思います。
年齢 | あると便利な知識 |
乳幼児 | フォニックス、人気のアニメやキャラクター(日本・海外)、序数や色、形、果物、野菜、動物等の英語名称 |
小学生 | フォニックス、児童英検、英検5-3級、中学1年生の文法(先取り学習する生徒が多いから)、果物 、野菜、動物等の英語名称 |
中学生 | 英検3-準1級、中学文法、勤務地域の中学校で使用されている教科書、人気高校の入試の出題傾向(英語) |
高校生 | 英検準2-1級、TOEIC、高校文法、勤務地域の高校で使用されている教科書、人気大学の入試の出題傾向(英語) |
英会話講師として採用されたとしても、生徒や保護者からの要望で
学校英語や入試対策、英検対策など塾講師的な役回りもする可能性は高いです。
前述のとおり、働き始めると勉強する余裕がなくなると思うので、特に文法の知識はしっかり復習しておくと良いでしょう。
こども英会話講師になるまでの過程|まとめ
今回は、こども英会話講師になるまでの英語学習方法や就活・面接の話、研修内容についてシェアしました。
TOEICを頑張りたい方や講師を志す方、興味がある方の参考になれば嬉しいです!