先日、カナダのバンクーバーからビクトリアにフェリーで行ってきました。
フェリーに乗るのは2回目で、色々と慣れてきたのでフェリーの乗り方や船内の様子などをご紹介したいと思います。
BCフェリーの別路線では、下の記事のボウエン・アイランドにも行けます。
ビクトリアで安い宿を探してるなら「Ocean Island Inn」がおすすめです！
バンクーバーからビクトリア間を運行する「BCフェリーズ」とは
カナダ・バンクーバー民にはおなじみの公共交通機関、BCフェリーズについて説明します。
概要
BCフェリーズ（BC Ferries）はBritish Columbia Ferry Services Inc.が運営しているフェリーサービス。
60年以上の歴史があるフェリーで、BC州の西海岸に25の航路があります。
今回ご紹介するのは、留学したら訪れる人が多いバンクーバー発ビクトリア行きのルートです。
所要時間1.5時間ほどの短い航路ですが、船内や外の景色などを楽しんでいたらあっという間に過ぎていきます。
なお、バンクーバー都市圏からビクトリアにフェリーで行くには、デルタ市にあるTsawwassen Ferry Terminal（ツワッセン・フェリー・ターミナル）にいく必要があります。
往路：Tsawwassen Ferry Terminal
まず往路、バンクーバー側のTsawwassen Ferry Terminalについてご紹介します。
フェリーターミナル概要
概要は以下のとおりです。
| ターミナル名 | Tsawwassen Ferry Terminal（ツワッセン・フェリー・ターミナル） |
| 住所 | 1 Ferry Causeway, Delta, BC V4M 4G6 |
| アクセス | ウォーターフロント駅から電車（カナダライン）とバス（620）で約1時間10分 |
| 地図 |
ターミナル内には小さなカフェ（売店）があり、コーヒーや軽食を買うことができます。
ただフェリー内にもカフェはあるので、ここでは買わずに海を見ながら船内で食事をするのもおすすめです。
フェリーターミナルまでのアクセス
ターミナルまでは、カナダラインの電車で行くのが便利です。
ダウンタウンにある、ウォーターフロント駅から行く方法は以下のとおり。
バス停は複数ありますが、目指す乗り場は「Bay12」のバス停です。
Bridgeport駅についたら階段で1階まで降りて、バス停を探しましょう。
「フェリー行きのバスはこちら」という看板があるので迷うことはないはず
乗るのは620番、2階建てのバスです。
以下のYouTubeのサムネにもある見た目のバス。
同じバス停に900番のバスもとまりますが、こちらは自転車用（Bike Bus）なのでご注意を！
こんな感じの、1階建て・ピンクと紫のボディがBike Busです！
フェリーはバスの終点にあるので、バスにずっと乗っているだけでOK！（途中でいくつかバス停にとまることもある）
復路：Swartz Bay Ferry Terminal
次に、ビクトリア側にあるSwartz Bay Ferry Terminalをご紹介します。
フェリーターミナル概要
基本的な情報は以下のとおりです。
| ターミナル名 | Swartz Bay Ferry Terminal（スワーツ・ベイ・フェリー・ターミナル） |
| 住所 | 11300 Patricia Bay Hwy, Sidney, BC V8L 3S8 |
| アクセス | ビクトリアのダウンタウンからバス（70番か72番）で約1時間〜1時間15分 |
| 地図 |
ターミナルは小さく、バンクーバーに帰る人で混み合うので座る椅子を探すのが大変かもしれません。
フェリーターミナルまでのアクセス
ビクトリアからバンクーバーに帰るときのアクセス方法を説明します。
フェリーターミナルまでは、ビクトリアのダウンタウンからバスで行きます。
私はパンドラ・アベニュー（Pandra Ave）の近くのバス停から乗りました。
フェリーターミナル行きのバス停だからといって、そこまで目立つ見た目ではありません。
待っている人が大荷物の場合が多いので、迷ったら待機列の人（＋Googleマップ）を見て判断しましょう。
バスは以下の2種類があります。
急ぐなら70番です。
バスは朝から夜10時くらいまで、約20分〜30分間隔で出ているので、バスを逃す心配は少ないでしょう。
なお、往路でSwartz Bay Ferry Terminalからビクトリアのダウンタウンに行く方法は、「フェリーの降り方」のところで解説します。
【バンクーバーからビクトリア】バンクーバーでのフェリーの乗り方
それでは、バンクーバーでのフェリーの乗り方について説明します。
フェリーチケット購入方法
まず、チケットの購入方法は2つあります。
- 券売機
- オンライン（おすすめ）
券売機
フェリーターミナルには券売機があるので、チケットは当日買うことが可能です。
券売機では、クレジットカードやデビットカードが使えます。
現金の場合は、窓口で購入できるのでご安心を。
支払い方法の詳細は、公式サイトも確認してください。
ただし、日によっては券売機にたどり着くまでに列ができていることも。
余裕を持ってターミナルに着いておくといいでしょう
オンライン（おすすめ）
私が利用したのはオンラインでのフェリーチケット購入で、こちらが楽なのでおすすめです。
まず、BC Ferriesのサイトにアクセスします。
One -way（片道）かReturn（往復）を選び、ロケーション・日付を入れます。
ロケーションは、Leave fromが「Vancouver (Tsawwassen)」、Going toが「Swartz Bay (Victoria)」となるようにしてください。
次に、人数や車の持ち込みの有無を入力します。
車がない人は「Without a vehicle」を選択しましょう。
なお、車持ち込みの場合席数が限られていて、満席になっていることもあります。
私は2週間前に予約しようとしたら既に売り切れていました
フェリーに車で行きたい場合は、早めに予約をしたほうがいいと思います。
（車なしなら余程のことがない限りは売り切れないです）
フェリーチケット費用
チケット費用は以下のとおりです。
| 車なし（Foot passenger)） | 片道：19.20ドル |
| 車あり | 片道：約70ドル〜（車種や搭乗日・時間帯で金額が変わる） |
フェリーターミナルにはどれくらい前に着くべき？
車で行く場合や、車なしだけどターミナルでチケットを買いたい場合は、1時間〜30分前に着くことをおすすめします。
ちなみに私はオンラインで購入し、かつ1時間前に着きましたが、早く着きすぎていたらしく予約便の1時間前の船に乗せてもらえました。
行きも帰りも同じように1時間早い船に乗せてくれたので、早く着きすぎたら前の船に乗るのもありかも（要受付で確認）！
フェリー搭乗方法
車なしで搭乗する方法について説明します。
手順は以下のとおり、とてもカンタンです。
- チケットを買う
- 乗り場前でチケットを見せる
- 船に乗り込む
チケットをオンラインで買った場合は、受付で引き換え証（予約後にメールで届く）を見せて、チケットを発券してもらいます。
Tsawwassenのフェリーターミナルは乗り場がたくさんあるのですが、ビクトリア（Swartz bay）行きは「Berth 5」という乗り場にいきます。
【バンクーバーからビクトリア】ビクトリアでのフェリーの降り方
次に、ビクトリアでのフェリーの降り方です。こちらも特に難しいことはありません！
着く前から並ぶ
ポイントは、Swartz Bay Ferry Terminalに着く前から、人々が出口に列を作り始めることです。
おそらく、バスで座りたい人や急いでいる人が、早めに並ぶのだと思います。
毎回必ず列になるので、急ぐ人は周りの動きを見つつ、列に並びましょう。
並ばないからといって、バスに乗り遅れることはなかったですが！
おそらくビクトリア・ダウンタウン行きのバスは、フェリーの到着に合わせ複数到着します。
また、2階建てのバスなので、乗り込めないことはありません。
ただ、タイミングが悪いと席が埋まっていて立ちっぱなしということもあります。
実際私も、ダウンタウンに着くまで1時間立ってました……
こればかりは運もあります。
ビクトリア・ダウンタウンへ行く
ターミナルを出てまっすぐ歩くと、ビクトリア・ダウンタウン行きのバス停があるので、そこに並びます。
バスは70番か72番です。
なお、バンクーバーと違ってコンパスカードが使えません！！！
ビクトリア内で観光するなら、DayPassがおすすめです。
DayPassの見た目はこんな感じです。
バスに乗るたびに、運転手さんに提示します。
なくさないように注意です！
【バンクーバーからビクトリア】BCフェリーズの基本設備・船内
それでは、BCフェリーズの基本設備や船内の様子についてご紹介します。
基本設備
フェリー内には、以下のような設備があります。
詳細は、写真と共にもう少し詳しく説明します。
BCフェリー：船内の様子
船内の様子を見てみましょう！
座席
次のような座席があります。
- 通常席
- 屋外席
- PC・勉強席
- ラウンジ席
席数はかなり豊富なので、席が見つからない心配はないです。
通常席はこんな感じ。
テーブルがある席もあります。
夏は屋外席で外の景色を楽しむのがおすすめ！
風が強いこともあるので、寒がりな人は羽織りものがあるといいでしょう。
PC・勉強席は、図書館にもあるような、勉強机が複数置かれたブースです。
電源もあるので、PCなどで作業することもできます。
また、ラウンジ席は有料のブースです。
14ドルを払えば、無料のコーヒーや紅茶、スナックなどがあるラウンジ席に座ることができます。
レストラン・カフェ
レストランは、人気ハンバーガーレストランの「White Spot」が入っています。
ハンバーガーやポテト・ジュースのセットや、クラムチャウダー、カレーなどが売っていました。
値段はミールセットにすれば平均して25ドル前後くらいです。
また、最近ではレストラン内でお酒も飲めるようになりました！
以下のようなルールはあるようですが、ビールやワインなどを楽しめるので、お酒好きな人はぜひ試してみてください！
- 一人2杯まで
- 食事と一緒に購入すること
- レストラン内で飲むこと（屋外などには持ち出せない）
また、レストランメニュー以外に、サンドイッチやマフィン、サラダなど軽食が買えるカフェスタンドもあるので、安く済ませたい場合はそちらを利用しましょう。スターバックスのコーヒーも買えます。
また、時間帯によっては、朝食メニューが利用できるようです！
お土産ショップ
Tシャツやコスメ、アクセサリーなどが売っているお土産ショップもあります。
ATM
ATMが入っています。
ビクトリアのバス用に現金が必要になったときなどに引き出せて便利です。
バンクーバーからビクトリアに「フェリー以外」で行く方法
今回は詳しく紹介しませんが、以下の方法でバンクーバーからビクトリアに行くこともできます。
- 直通バス（BCフェリーズ・コネクター）
- 飛行機
- 水上飛行機
- 車（車ごとフェリーに乗り込む）
※直通バスは、今回紹介した公共バスを使う方法とは異なり、バスごとフェリーに乗り込む方法です。
1番安いのは今回の方法ですね！
道中も楽しく費用も安い！バンクーバーからビクトリア間のフェリー旅
今回は、カナダ・バンクーバーからビクトリアに行く際の、フェリーの乗り方をご紹介しました。
フェリーの乗り方をおさらいします。
飛行機ならもっと早く行くことはできますが、わたしは道中の景色をゆっくり楽しめるフェリー旅をおすすめします！
ぜひこの情報をバンクーバー・ビクトリア旅行に役立ててください。
BCフェリーの別路線で行ける、ボウエン・アイランドもおすすめ！
