アメリカに90日以内の観光や出張・留学などをする場合、ESTA(エスタ)の申請は必須。
でも「ESTAには代行サイト(偽サイト)が多くある」と聞き、見分けられなかったらどうしようと怯えている人はいませんか?
ご安心を!元アメリカ留学担当者でESTA業務に4年携わっていた筆者が、公式サイト(偽サイト)の見分け方をご紹介します。
最初に結論を言っておきますが、ポイントはURLを見ることです。
さらにESTA申請が終わった、以下の方に向けた情報もまとめます。
なお、既にESTA申請済みで、自分が公式サイト・代行サイトのどちらで申請したのか分からなくなった人はこちらからチェックできます。
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ESTA公式サイト・代行(偽)サイトの見分け方
さっそくESTA代行サイトの見分け方を解説します。結論はシンプルで、URLで見分けて下さい。
「https://esta.cbp.dhs.gov/」が公式サイト。それ以外は、代行(偽)サイトです。
実は、ESTAには公式サイトのほか、多くの申請代行サイトがあります。
中には、公式と見た目が似ていたり、表記がいかにも公式サイトのようで紛らわしいものもあり、公式サイトだと勘違いして申請をしている方がたくさんいるんです・・・。
これ、問題になっています。(手数料が高かったり、申請ができていなかったりするから)
ちなみに、2024年10月現在、トップページはこのような見た目です。
代行サイトを使いたくない方は、手続きを進める前に、必ずURLをチェックしてくださいね。
「トップに出てきたから公式だと思って申請してしまった」という例をたくさん見てきたので、どうかURL確認をお忘れなく!
ESTAの有効期限を確認する方法
次に、ESTAの有効期限を確認する方法を解説します。
なおこの方法で、「ESTAにちゃんと登録されているか」も同時に確認できますよ。
お手元にESTA申請番号(分からない場合はパスポート)をご準備ください。
①アメリカ政府のESTA公式サイトへアクセス
最初に、ESTA公式サイトへアクセスします。
URLは「https://esta.cbp.dhs.gov/」です。これ以外は代行(偽)サイトです。
②表示言語を日本語へ変更
トップページ右上、「Change Language」から「日本語」を選択します。
③「既存の申請を続行する」を選択
日本語に切り替わったら、中央右側にある「既存の申請を続行する」を選択します。
④「個人による申請」か「グループによる申請」を選択
小さなウィンドウが出るので「個人による申請」か「グループによる申請」を選びます。
ESTAの申請を自分自身で行った場合は、「個人による申請」を選びます。
(この記事では、個人による申請だったと仮定して説明を行います。)
学校の修学旅行や、家族旅行の場合、学校や家族の代表者があなたに代わり「グループによる申請」を行った可能性があります。
当てはまる場合、「グループによる申請」を選びます。
⑤セキュリティに関する通告
「セキュリティに関する通告」というポップアップウィンドウが表示されるので、「確認して続行」ボタンをクリックします。
⑥個人申請の検索
※ここで説明するのは「個人による申請」を選んだ場合の検索方法です。④で「グループによる申請」を選んだ方はこちらをクリックしてください。
まず、パスポート番号と生年月日を入力し、以下1・2いずれかの情報を入力→「申請の検索」ボタンをクリックします。
- 申請番号(16桁)
- 市民権・国籍、パスポートの発行日と有効期限
【補足】グループによる申請の場合
申請を行った方に「グループID」を確認してください。
グループIDが分からない場合は、グループID入力欄の上にある「自分のグループIDを知りません」をクリックし、以下の情報を入力してください。
- 自分の姓・名
- 登録に使ったメールアドレス
- 自分の生年月日
⑦検索結果の確認
検索結果が表示されます。以下、いずれかの結果が得られます。
申請が正式に完了している場合
「認証は承認されました(英語の場合:AUTHORIZATION APPROVED)」というページが出れば、申請は完了しています。
申請番号や、有効期限も同じページに載っているので、チェックしてください。
ちなみに、同じページで以下の情報を更新することもできます。
- 登録メールアドレス
- 米国滞在中の住所(実際に旅行する時の滞在先が決まったら登録・更新するもの)
申請が保留中の場合
「認証は保留中です」と表示されます。
何らかの理由で、あなたのESTA申請はまだ審査中なので、1週間くらい待ち、再度アクセスして下さい。
それでも保留中のままの場合は、直接英語で問い合わせ(メール可)をする必要があります。
(あまり頻繁に起こるケースではありませんが)
有効期限が切れている場合
ESTAの有効期限が切れていれば、「有効期限が切れている」旨が表示されます。
再度、新規申請を行ってください。
ESTA公式サイト/代行サイトのどちらを使ったか確かめる方法
今度は、ESTA申請済みの方向けの話。
時々、
ESTAには登録したけど、どのサイトを通じて登録したか忘れちゃった
という方がいます。
そこで、ESTA公式サイトで登録したのか、代行サイトなどで登録したのかを確かめる方法をご紹介します。
もし、「代行サイトだと思わずに申請してしまった!」という方は、場合によっては返金に応じてもらえることもあるようです。
申請した業者に、返金の可否を問い合わせましょう。
さて、見分ける方法は3つあります。
それぞれ詳しく解説します。
①受信メールをチェックする
まず、受信メールをチェックすることです。
ESTA公式サイトで登録している場合
特に問題がなければ登録した日から数日〜数週間以内に、メールアドレスの@マークより右側が[cbp.dhs.gov]のドメインから、以下のようなメールが届きます。
Thank you for applying for ESTA. Your application number is [16桁の英数字]. You will need this number to retrieve your application.You can check the status of your ESTA at https://esta.cbp.dhs.gov. (以下略)
ESTA Application Numberに関するメール。[16桁の英数字]の部分には、実際の申請番号が表示されます。
代行サイトで登録した場合
代行サイトのドメイン(例:esta-center.net)から、日本語で申請を受け付けた旨のメールが届きます。
申請番号は16桁以上である可能性が高いです。
②使ったサイトのURLをチェックする
使ったサイトのURLを覚えている場合や、履歴からたどれる場合はチェックしてください。
繰り返しますが公式サイトは、「https://esta.cbp.dhs.gov/」です。
それ以外ですと、例えば以下のような代行サイトがあります。(あえてリンクはつけません)
③支払った手数料をチェックする
2023年3月現在、手数料は21ドルです。これ以上はかかりません。
(※2022年5月以前に申請している方の手数料は14ドル)
よって、支払い履歴を見てこれ以上のお金を払っている場合、代行サイトを使った可能性大です。
公式サイトでない場合、代行手数料は、2倍以上かかることが多いです。
ESTA公式サイトは「URL」で見分けよう
今回は、ESTAの公式サイトの見分け方や、申請済みのESTAの有効期限を確認する方法などを解説しました。
ポイントを再度まとめます。
- ESTA公式サイトのURLを覚え、公式サイトか偽サイトかを見分ける
- 有効期限は、ESTA公式サイトから確認する(申請番号/パスポートがあれば確認可能)
- 何のサイトを使って申請したか分からなくなったら3つの方法で確かめられる
この情報を、アメリカ旅行・留学に役立ててくださいね!
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